焙煎指数、焙煎深さ

コーヒーの焙煎で深煎りとか浅煎りとか、焙煎度合いを表す時に、色で表します。

ただ、色だと判別が難しいので焙煎指数とかいう数字を用います。
焙煎すると生豆は水分が抜けて、軽くなります。水分以外にも化学変化や揮発性物質が抜けて軽くなります。このため、焙煎前後で豆の重さを測ると、焙煎の進み具合を正確に知ることができます。
(色と重さの関係はこちらで詳しく調べました。⇒焙煎豆の評価方法

私は、焙煎後の重さ/焙煎前の重さを焙煎深さとして用いています。(逆数で使う人もいます)
数字が小さいほど焙煎が進んだ状態です。
写真はコスタリカハニーの焙煎を変えたもので、写真上から_中煎り(0.851)_中深煎り(0.832)_深煎り(0.813)になります。

数字の0.02の違いがはっきりと味でわかります。中煎りは、酸味が強め、深煎りは苦味がつよめ。中深入りは、苦味も酸味もほどほどでいい塩梅ってな感じです。
ただし、同じ品種で、同じロット同士での比較です。でも大体は、品種が違ってもそんなにずれません。酸味と苦味はトレードオフで、品種ごとにセンター値が多少変わるようなイメージです。
この数字はあくまで焙煎の深さのみの目安であって、そのコーヒーが美味しいか、おいしくないかの基準にはなりません。毎回同じ種類のコーヒーを焙煎し、焙煎がうまくいったかどうかをチェックするのに焙煎度があっていなければ比較にならないので、参考の数字になります。

以上、コーヒー沼に入る前に必要な準備はできたでしょうか?度々、焙煎度とかを数字で出す人もいるので注意してかかってください。